2021年9月15日(水):令和3年度「体育祭」開催

 雨天順延となりましたが9月5日(日)、さわやかな秋空のもと、令和3年度体育祭を開催しました。今年のスローガンは「乾坤一擲~運命を賭けた戦い~」で、一生懸命に頑張る姿、美しく輝く姿を保護者の皆様に見せたいと、生徒が一丸となって頑張りました。

今年度も昨年度と同様に新型コロナウイルス感染症の予防対策のため、例年、見に来ていただいていた来賓の方や地域の皆様についてはご招待を見合わせ、生徒のご家族の方だけをご招待して実施しました。また、感染防止のため、身体的距離の確保、マスクの着用、手洗いや用具の消毒の他、日々の健康観察、行動記録についても徹底し、デルタ株感染拡大防止集中対策の期間中であったため感染対策については昨年度より厳しいものとしました。そして、競技時間の短縮や競技人数を減らすなど、競技を見直し、規模を縮小して行うことにしました。

生徒は、赤・白・青の3組に分かれて対戦、入場行進の後の最初の競技、100m走から熱戦が繰り広げられました。100m走の後は台風の目、5色綱奪い、チームワークや息のあったプレーが求められる競技が続き、一瞬も目が離せない白熱した対戦でした。続いて、色別学年競技は新種目での学年別の戦いとなりました。1年生は距離別リレーで健脚を競い、2年生は椅子取りゲームで作戦と運が勝負を分け、3年生は障害物リレーでダンボール運びやクルクルバットなど色々な障害に苦戦しながら力走しました。借り物競争は生徒と教職員の仲の良さが窺える競技でした。その次の部活動行進・リレーでは、ユニフォームに身を包んだ選手が部の名誉をかけて、一心不乱に走る姿が見られました。終盤に入り、北高ならではのサッカーのPK戦が行われた後、体育祭のハイライト、応援合戦が繰り広げられました。全員がマスクを付けての応援合戦でしたが、各組ともに、団長のリーダーシップの下、練習を積み重ね、勝利をめざして臨みました。結果は僅差で青組が勝利を収めましたが、各組とも息のあった演技を披露し、観客の目を楽しませてくれました。最後は選抜リレー、泣いても笑っても競技はこれで最後、選手の力走に全ての生徒が声援を送りました。

総合優勝は、応援合戦も制した青組が獲得しました。充実感と達成感に輝く生徒たちの笑顔が印象的で、最初から最後まで全力で一心不乱に競技に取り組む生徒の姿は、見ている私たちを自然に感動させる、そして元気にさせる素晴らしい体育祭でした。

体育祭の最後、下関北高校の校歌は演奏となりましたが、生徒たちの心の声が聞こえるようでした。物事に真剣に取り組み、全力を尽くして頑張る姿勢は、北高生が誇れる強みであると思いました。保護者の皆様、ご声援ありがとうございました。