2021年6月9日(水):ロシアとオンライン相撲トレーニング

 山口県相撲連盟は6月3日(金)、ロシア・クラスノダールの相撲連盟と初めてオンラインで交流しました。

山口県はロシアクラスノダール地方政府と平成29年(2017年)に貿易、経済、文化、スポーツ、学術及び観光分野における協力に関する協定を締結しており、この度、国際相撲連盟の普及活動により、ロシア側から国内の競技認知度が低いため、地域に普及させたいという要望を受けて、山口県相撲選手とオンライン交流を通して、競技の普及と互いの技術力の向上に努めるとともに、友好関係を深めることを目的に開催されました。

本校からは、講師として朝岡秀太教諭が、また補助員として相撲部員の山口颯斗君、谷本誠一郎君、久保田修佑斗君、浴町建太郎君が参加しました。基本動作、礼法として蹲踞(そんきょ)・塵浄水(ちりちょうず)、姿勢としての中腰の構え・仕切り、鍛錬法としての四股・運び足、それに実践の技術として、押しや投げ技など相撲独特の動作の要点をオンラインで丁寧に解説しました。講師の朝岡秀太教諭は「オンラインでの指導経験はなく、通訳の方を介しての指導ということで、なかなか思い通りにいかない部分もありましたが、コロナ禍における新しい交流モデルになったのではないかと思います。また基本を一から指導するため、我々も相撲を見つめなおす良い機会になりました。今後も継続的に指導を行っていき、元通りの日常が戻ってきた際には、現地に行って直接指導する機会が持てればと思っています。」と感想を述べられました。本校の生徒にとってもよい経験となりました。