2021年10月18日(月):交通安全教室

 10月14日(木)の7限に、アイルモータースクール下関の田泰伸様(日本交通心理学会 交通心理士、国土交通省認定 第一種カウンセラー)と田村泰正様をお迎えして、交通安全教室を実施しました。

本校生徒の通学方法は、列車・自転車がほとんどです。列車通学の生徒は駅から学校まで徒歩で通学しているため、今年度は、交通安全上の留意事項や危険予測力・回避能力の向上、なぜ交通事故が発生するのか等について、ご指導いただきました。

原田様は、大津市園児死亡事故、八街小学生死亡事故、高校生による仮免許運転中の死亡事故などの悲惨な交通事故の状況から講話を始められました。

その後、事故発生状況と特徴、自転車のルール、もしもに備えて、事故に遭わないために、の4つのテーマについて丁寧に説明されました。とくに、高校生の交通事故として多い自転車事故については、たくさんの時間を割かれました。道路形状別発生状況ではカーブよりも直線道路で事故が多いこと、高校生の交通事故は朝の時間帯が多いこと、下関市内の自転車通学の動画から、一旦停止をせずに通学している様子などを見せながら、出会いがしらの自動車との事故が多く起きている現状を話されました。

また、自転車安全利用5則 1.自転車は、車道が原則、歩道は例外 2.車道は左側を通行 3.歩道は歩行者優先で、車道寄りを徐行 4.安全ルールを守る (飲酒運転・二人乗り・並進の禁止 夜間はライトを点灯 交差点での信号遵守と一時停止・安全確認)5.子どもはヘルメットを着用 を遵守することによる交通安全を呼びかけられました。

講話の後に交通委員長の河田大輝君が「高校生が多く自転車事故を起こしていると聞いて驚きました。このような事故を起こさないように、また被害者にならないように、自分たちができる工夫を今日からしていきたいと思います。」と謝辞を述べ交通安全教室が終了しました。

冬場は日が暮れるのが早く、暗い中を下校する機会も増えます。ドライバーからは、黒い制服は見えにくいもの。こうしたことも予測しながら、交通安全をはじめとする様々な安全に十分注意してもらいたいと思います。