2024年3月14日(木):卒業証書授与式

 3月1日(金)午前10時から、下関北高等学校第4回卒業証書授与式が挙行されました。

 新型コロナウイルス感染症の予防対策を取った昨年度とは異なり、本年度は、県議会議員 平岡 望 様、下関市豊北総合支所長 中野 貴広 様をはじめ、15名の来賓の方々に御臨席いただくとともに、保護者の方々や在校生も出席する中、52名の卒業生一人ひとりに卒業証書を授与する形で執り行われました。

 校長の式辞では、今ある知識や価値観を一旦ゼロにして学び直す「UNLEARN(アンラーン)」という考え方が紹介され、「予測困難な時代を生きていくとき、新たな環境で出会う、年齢や経験の異なる人々の思いもよらない発想に刺激を受け、ワクワク感が得られることを期待します」とはなむけの言葉が述べられました。

 また、在校生代表送辞では、2年生の藤村奉矢くんが、「皆さんは何事にも真剣に取り組もうとしていて、見ている私たちのお手本となる存在でした」と語り、体育祭を例に、夏休みに何度も集まって練習していた時の躍動した姿と本番で練習の成果を存分に発揮し、感動を創ってくれたことに対する感謝の気持ちを伝えてくれました。

 そして、卒業生代表の長野結太くんによる答辞では、3年間を振り返り、その時々に感じた思いを伝えてくれました。1年次は、生徒会役員としてコロナ禍で行事の企画・運営を考えた時の苦労と達成感、2年次は、部活動での試行錯誤や修学旅行での楽しい思い出、そして3年次は、全力を注いだ野球応援と不安を抱きながら進路実現に向けて走り続けた経験など、様々な思いを抱きながらも充実した日々を送ってきたことが語られました。

 さらに、教職員や保護者に対する感謝の言葉に続いて、「3年間一緒に過ごしてきた3年生の皆さん、いつもは和気あいあいとしながらも切磋琢磨し合った大切な仲間です。みんながいたからこそ、頑張れたことが数えきれないほど沢山あります。『下関北高校に来て良かった』とみんなのおかげでそう思えます」と、仲間に対する感謝の気持ちを伝えていました。

 下関北高校第4期生の皆さん、卒業おめでとう。皆さんの前途に輝かしい未来が待っていることを心から願っています。