2022年3月4日(金):卒業証書授与式

 3月1日(火)10時00分から、山口県立下関北高等学校第2回卒業証書授与式が挙行されました。

新型コロナウイルス感染症の予防対策のため、来賓も在校生も限られた方のみに出席していただき、卒業証書も卒業生一人ひとりにではなく代表の山本日菜さんに授与される形で、三密を避け時間も短縮して執り行われました。

校長の式辞では、「あらゆる人の言葉に耳を傾けて『聴くこと』で自分を高め、夢を持ち続け、決して諦めず、自らを信じることで下関北高校を卒業する皆さんが新しい時代を切り拓き、活躍されることを期待していますし、皆さんの限りない前途に幸多からんことを心からお祈りいたします。」とはなむけの言葉が述べられました。

また、在校生代表送辞では、2年生の松野健伸くんが、「先輩方の偉大さを強く感じたのは集会での行動力や体育祭などの行事で、場を盛り上げる力を目の当たりにした時です。コロナ禍で規制の多い中、何とか体育祭を成功させるべく全力で取り組む姿に勇気をもらいました。学校での先輩方の横顔は、いつでも熱意と将来への期待に向けられていたように感じます。先輩方、本当にこれまでありがとうございました。何かと頼りにしていた先輩方が卒業されると思うと、先輩に負けないような良き手本となれるように頑張っていきたいと思います。」と、感謝の気持ちと決意を語ってくれました。

卒業生代表答辞では、鐘﨑梨世さんが「2年生になり、新型コロナウイルスの影響で行事の開催が危ぶまれることとなりました。そんな中、先生方のおかげで、文化祭や体育祭を開催できることが決まりました。例年通りにできないことが多くある中、『出来ないことばかりに目を向けるのではなく、今だからこそできることをみんなで探していこう。』と前向きに動きだしました。」

「私にとって嬉しかったこと、悲しかったこと、楽しかったこと、それらはすべて仲間がいたからこそ経験できたのだと思います。人生の3年間を多くの仲間たちと過ごせたことは財産となりました。私たちの成長を身近に見守り、時には厳しく叱って導いてくださった先生方。生徒一人ひとりに対して真摯に向き合って下さる先生方からいただく言葉は私たちの原動力となりました。」

「これまで支えてくださった保護者の方々。思春期の私達はなかなか素直になれず、私達の為を思って掛けてくれた言葉も受け入れることができない時もありました。それでも、どんな時でも私達に寄り添って励まし不安を和らげてくれる、その温かさが本当に嬉しかったです。いつも感謝しています。」と語りました。

そして、「これから私たちはそれぞれの進路に向かって一歩踏み出します。みんな違う道です。しかし気持ちはみんな同じように期待と不安を胸に抱いています。今後、様々な困難にぶつかり思い悩んでしまうときもあるでしょう。それでも、この下関北高校で得た多くの思い出、学び、誇りを胸にこれから待ち受ける困難を乗り越えていきたいと思います。」と新たな旅立ちへの決意を述べ、最後に「下関北高校がこれからも素晴らしい歴史を刻んでいかれますことをお祈りし答辞といたします。」と締めくくりました。

下関北高校第2期生に輝かしい未来が待っていることを心から願っています。