2023年10月4日(水):性教育講演会-生きていく力をつける-

 9月14日(木)、保健委員の生徒による「デートDV」に関する動画(京都市作製)を視聴後、宇部市にある針間産婦人科院長の金子法子先生を講師に迎え、「性と生を考えたライフプラン」と題して、性に関する教育講演会を開催しました。金子先生は、診療の傍ら、ライフワークとして避妊指導と性(生)教育、性の多様性にも力を注がれ、学校等において数々の講演を行うなど、啓発活動を積極的に行っておられる方で、この日も生徒たちに熱く語ってくださいました。

 「望まれてくる命がある一方で、予期せぬ妊娠が虐待や貧困を生んでしまう可能性がある。そうしたことを防ぎ、心身をともに大切にするために、性教育は重要である」や「思春期に獲得する生殖能力とは、相手のからだをいつくしむ能力である」といった性教育の重要性から、性の多様性、新しい命を授かるということや将来を考えることまで多岐にわたってお話いただき、講演後、多くの生徒が金子先生を囲んでいました。

 生徒からは、「こういった講演は、通常、ふんわりとしか理解できないことが多いが、今回は、先生の実体験を交えてはっきりとストレートにお話くださったので非常によく理解できた」「女性が妊娠することについての自分の意識、認識が変わった。中絶についても、覚悟や決意が自分の中でもとても重要視すべきことであると再認識した」などの感想があり、「性」と「生」について様々な側面から考える時間となりました。