2021年5月27日(木):車いす体験を実施しました

 5月25日(火)5・6時限に、2年生の「生活と福祉」の授業で車いす体験を実施しました。

最初に車いすの名称や使用方法を学習し、その後、車いすの移乗・移動の介護に関する動画をみてから、介助される側と介助する側のお互いの立場に立った車いす体験を行いました。車いすの移動では、①車いすの使用前の点検②利用者の状態の確認③安全なルート選択④押すときは必ず声をかける⑤段差、坂道では止まり声をかける⑥スピードはちょうどよいか確認する⑦会話をしながら楽しい雰囲気を心がける の7つの注意点に気をつけながら体験実習を行いました。

初めて車いす体験をする生徒が多く、実習を終えた感想では「思っていた以上に車いすを動かすのには力が必要だと分かりました。」「段差を上がるときに車いすに乗っている人は思っていたよりもびっくりするので慎重にしないといけないと思いました。」「車いすを押すときは笑顔がぎこちなく、声かけでは何をしゃべったらいいか分からずとても大変でした。」「小さいときに祖父母が乗っている車いすを押すのを手伝っていっしょに散歩した経験はありましたが、正しい使い方が分かっていなかったので、今回の実習で学べてよかったです。」などがありました。

車いす体験を通して、障害のある人や介助する人の置かれている状況について理解するとともに、バリアフリー社会の実現に向けて大切なことは何かを考える実習となりました。