2023年7月10日(月):高齢者の気持ちを疑似体験

 地域探究の「保育・福祉」グループでは、6月22日(木)の授業で、生徒10名が高齢者疑似体験を行いました。

 まず、下関市社会福祉協議会豊北支所の板垣様と中野様から、疑似体験教材の装着の仕方を御指導いただきました。ひざやひじの屈曲が困難になるサポーター、手首・足首用の重りバンドと重り付きのベストを身に付け、徐々に体が動かしにくくなっていきます。その後、前かがみ姿勢体験ベルトを装着すると、腰が曲がり、前進するのもゆっくりとしかできなくなりました。さらに、視野狭窄等を体験できる視覚障害ゴーグルや聴覚の変化を体験できるイヤーマフを付け、実際に校舎内を移動してみたところ、杖を持ち、介助があったとしても、階段等の上り下りは怖さを感じたようです。

 体の不自由さを感じるのは必ずしも高齢者とは限りませんが、超高齢社会と呼ばれる現在、今回の疑似体験を通して、高齢者の気持ちを知るだけでなく、高齢者をいたわり、周囲がどう介助したらよいのかを考えていかなければならないことを学ぶことができました。