2021年12月17日(金):鹿の角でキーホルダーを作りました

 地域探究Ⅰ・Ⅱの観光・産業コースでは、10月の豊北梨のフルーツサンドと梨ソーダに続き、地域の特産品を使用した商品開発に向けた活動の第2弾として、地元の鹿の角でキーホルダーを11月から制作してきました。そして、12月16日(木)に完成した試作品のコンテストを実施しました。

この企画は、本コースの生徒一人ひとりが今学期に考えた13の企画のうちの一つです。毎週木曜日の4・5時間目にある地域探究Ⅰ・Ⅱの授業ですが、このキーホルダーは完成までに実に3週間を費やしました。

非常に固い角を切ったり削ったりする際には、怪我に十分注意しました。鹿の角を初めて手にする生徒がほとんどで、それぞれが集中して角と向き合い、予め描いたデザイン画のイメージを形にしていきました。ノコギリ、紙やすり、棒やすりのほか、電動ドリルや万力など、触れたことのない工具の使い方や便利さ、鹿の角特有の臭い、さらに角の加工には相当の時間を要することなど、生徒にとって新たな学びの多い機会となりました。

完成品コンテストの審査は、校長先生にお願いしたほか、生徒相互でも行いました。その結果、2年生の水嶋叶夢さんの作品が最優秀賞に輝きました。

昨年度に続く今回の試作で、鹿の角キーホルダーにはやはり商品化の可能性があると考えられますので、今後も研究を進めていきたいと思います。