7月14日(火)、男女の相互理解について正しい知識を身に付け、相手を思いやる行動がとれることを基本に、命の大切さや生き抜く力を学ぶことを目的として、全校生徒を対象に性に関する教育講演会を実施しました。下関市立大学看護学部看護学科の石村美由紀様を講師としてお招きし、「いのちの誕生から考える-大切なあなたの“こころ”と“からだ”-」と題して御講演いただきました。
講演では、助産師として数多くの出産に立ち会い、これまで何千人もの赤ちゃんの誕生を見守ってこられた御経験をもとに、命の尊さや力強さについてお話しいただきました。真ん中に受精卵と同じサイズの小さな穴が開いているハートの折り紙を、一人一枚配付してくださり、生徒たちは光に透かしながら、その小さな穴を見て、命の始まりを身近に感じることができました。また、胎児のエコー画像を見たり、産声を聞いたり、赤ちゃんと自分の心音を聞き比べたりする活動を通して、「赤ちゃんはみんな一生懸命頑張って生まれてきたこと」「生まれてきただけで素晴らしいこと」「みんなには力があること」について、優しく語り掛けるようにお話しくださいました。さらに、「あなたのからだはあなたのもの あなたのこころもあなたのもの」というメッセージとともに、「同意」の大切さや、他者との適切な「境界線」についても分かりやすく説明していただき、生徒たちにとって自分自身と相手を大切にすることについて深く考える機会となりました。
講演を聴いた生徒からは、「受精卵は小さいけど肉眼で見えることに驚いた。」や「出産はお母さんだけじゃなくて生まれてくる赤ちゃんも頑張らないといけないことが分かった。」「人それぞれ違う境界線があり、自分はよくても相手は嫌な可能性があるので、人との体や心の距離感は大切にしようと思った。」といった感想が多く見られ、命の尊さや、自分も周りの人も大切にしようという気持ちを育む機会となりました。