2024年6月21日(金):シカやイノシシなどの野生動物との共生について考えました
2024年6月21日(金):シカやイノシシなどの野生動物との共生について考えました
6月19日(水)、学校設定科目「地域探究」の安全・防災コース及び環境・自然コースの生徒と1年生全員を対象に、下関市菊川町で食肉処理施設「鹿っちゃ」を運営されている木原由紀恵様に、「里山の現状とジビエの魅力」と題して御講演いただきました。
シカやイノシシ、サル等の野生動物による農作物への被害が年々増えてきている原因の一つとして、天然林が植林のために人口林に変えられ、その人口林が放置されたために動物の食べ物が減ったことを挙げられました。また、野犬の減少や少子高齢化等により、シカは今や人を恐れなくなっているだけでなく、栄養豊富な野菜等を食べることにより個体数が増加しているそうです。
そうした中、木原さんは、猟友会のメンバーとして害獣を捕獲するだけでなく、ジビエとして栄養価の高い鹿肉を加工・販売したり、動物との棲み分けラインをつくるために農地を整備したりするなど、「自然を守りともに暮らし 命をありがたくいただく」活動を展開されています。